2014年9月26日 (金)

新幹線に乗れる民鉄補充式乗車券(その3)(富山地鉄)

富山地方鉄道はJRへの連絡運輸範囲が比較的広く設定されていることで有名です。
連絡運輸が設定されているのは、立山、宇奈月温泉、上市ですが、上市は常備券が
設備されていないため、JR連絡乗車券は補片か補往になるはずです。
補往は設備が無いようですが、補片は設備が残っているという情報がありますが、入手
には困難が伴うという話を良く見ました。

先日、富山に行く用事ができ、補片の入手を考えました。これまでの情報を考えた上に、
消費税増税に伴う運賃改定も考えて、相当な覚悟を持って望みました。

結果は。。。
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無事、発券されました。

上市駅の窓口で、はじめに切符収集していることを告げて軟券入場券と
乗車券を購入しました。

その後、恐る恐る、「東京都区内行きの連絡乗車券は発券できますか。。」
と尋ねたところ、「時間がかかるけど、できるよ」とあっさり返答されました。
「経由は?」と聞かれて、「ほくほく線で」とお願いして発券にかかりました。
何と、改訂後の運賃に対応した主要駅までの連絡乗車券運賃表と有効日数
の表が設備されており、難なく発行されました。
東京都区内ゆきは、「ほくほく線経由」と「長岡経由」の二種類がちゃんと
記載されていました。

券面は、ご覧の通り昭和時代の古い券ですが、写真を撮った後に「平成」に
訂正してもらいました。

「東京都区内」のゴム印が設備されており、状態も結構良いのがうれしい
限りです。越後湯沢の乗り換え改札では券面を見て固まってましたが。。。

※連絡運輸範囲設定について間違った表現がありましたので、訂正しました(9/27)

2014年9月23日 (火)

有明駅発行常備券

有明駅から東京都区内行き乗車券です。
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松本周辺の東京近郊区間編入の伴う、アルピコ交通や小野駅発行の
都区内行きが注目されましたが、有明から都区内行きも新券が出ています。
有明は近郊区間に編入されませんでしたので、3日間有効です。

※しかし、近郊区間拡大は明らかに無理があるような。。。JR東海のように
ICカードと通常の乗車券を分けた方がすっきりしたと思います。

松本から新宿の自由席特急券も新券が出ました。
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「発売当日1回限り・・・」が一行で表記されており、すっきりした券面です。




2014年9月22日 (月)

JR連絡長距離硬券(アルピコ電鉄)+松本駅車急式特急券

既にいろいろなサイトに情報が出ていますが、アルピコ交通新島々から東京都区内行きの
連絡乗車券です。
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ダッチングの十の位がほとんど読みとれず、6年に見えます。
しかし、「東京都区内」行きで「発売当日限り有効」「下車前途無効」
の乗車券は平成26年以降しか存在しませんから間違えようがあり
ません。

アルピコ交通の松本駅はJRとラッチ内乗換ですので、新島々から
改札を通らずそのまま特急あずさのホームへ行けます。
特急券ですが、改札内の精算所で発売しています。。。
300km

このようなJRの車急式の特急券が日本の東半分で入手できるのは
松本駅が最後かと思います。縦罫線の「ずれ具合」が常備券らしくて
大変気に入った券のひとつです。

しかし、長野支社は消費税増税後も常備軟券を印刷しなおしていますね。。。

2014年9月 6日 (土)

井原鉄道JR連絡常備軟券(井原鉄道その2)

清音駅の出札口(改札兼用)には、線内の運賃毎の常備軟券がずらっと並んでおり、
すぐに発券できる状態になっていました。その側に、引き出しがあり、「JR連絡」という
ラベルが貼ってあったので、連絡乗車券が有るのか聞いてみました。
その結果が。。。

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この連絡常備軟券です。金額式常備軟券も、きっぷ収集を
趣味とする人間とて「やった」と思ったのですが、
JR連絡常備軟券は、さすがに予想外でした。。。

小児運賃が記入されていますが、小児断線が有りません。
ということは。。。

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小児専用券も有りました。
これは、清音から井原鉄道をほぼ全線乗って、神辺から福山までの
乗車券となります。

それなりに需要があるということで設備されたのだと思いますが、
運賃改定から3ヶ月以上経つのに大人は2番目、小児は3番目です。
小児の方が券番が進んでいるのは、駅員の方いわく趣味発券だとのことです。
実使用は3ヶ月で1枚だったということでしょうか。。。
これ以外の連絡乗車券は補片になると思われます。

2014年9月 5日 (金)

井原鉄道金額式常備軟券(井原鉄道その1)

井原鉄道では、4月の消費税増税後に、車発機の使用を中止して補充券に
切り替えたとの報告がありました。
清音駅では出札窓口での乗車券販売は車発機で行われておりました。
ここでも、補充券が使用されているかと思ったのですが。。。
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このような、常備軟券が設備されていました。
各運賃帯毎に設備されているようです。
駅の様子を見ていると、列車発車前10分くらいに乗車券販売が
集中するので、確かに補充券では厳しいような気がしました。

2014年8月11日 (月)

新幹線自由席特急券(常備軟券・鬼無駅)

鬼無駅で発行している新幹線自由席特急券ですが、
消費税増税後も設備されました。
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発売当日限りの新券です。
東京までの自由席特急券も、前と同様に設備されて
いるそうです。
東京都区内ゆきの常備券が設備されていないのに
特急券だけ設備されているのも不思議ですが、継続
の様です。最も、鬼無は特別補充券による乗車券が
発売できますので東京都区内ゆきの乗車券自体は
特別補充券で発売可能です。

2014年8月10日 (日)

新幹線に乗れる常備軟券(その3)(鬼無駅その2)

以前、鬼無駅から大阪市内行きの常備軟券を紹介しました。
その後、経由欄に変更が有ったとのコメントが有りましたが、確認できませんでした。
消費税改訂が有り、常備券の状況が気になりましたが、ようやく訪問することができました。
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鬼無から大阪市内行きの常備券は健在でした。以前のコメントにも有ったとおり
経由欄は(-)となっております。岡山から大阪市内までは複数の経由があります
から疑問なところです。常識的な経由はもちろん新幹線(または山陽線)経由ですが
規則的に良いのでしょうか?

裏面です。
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こちらは、特に変化は有りません。

2014年8月 2日 (土)

新幹線に乗れる硬券(その20)(岳南電車・吉原駅6)

岳南鉄道吉原駅発行の吉原発名古屋市内ゆき硬券乗車券です。
消費税改訂後にも、新券が設備されました。
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偶然ですが、キリの良い4,000円という運賃です。
裏面です。
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2014年7月12日 (土)

新幹線に乗れる硬券(その19)(岳南電車・岳南原田駅2)

岳南原田駅の東京山手線内ゆき硬券は以前紹介しました。
岳南電車となった後に新券が出ています。
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比奈駅の山手線内ゆき廃札を紹介しましたが、岳南原田駅はGNR地紋の
山手線内ゆきは登場しなかったようです。「岳南」地紋の券となります。
裏面です。
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2014年7月 8日 (火)

新幹線に乗れる硬券(その18)(岳南電車・吉原駅5)

岳南鉄道吉原駅の硬券は、JR単独区間として硬券最後の砦かと思います。
以前、山手線内ゆきの硬券を2種類(経由下線無し下線付き)紹介しました。
いずれも、印刷は異なりますが地紋はPJRでした。
平成25年には"GNR"地紋の硬券が現れています。
Gnr001
一世代前と様式はほぼ変わっていません。なぜGNR地紋にしたのか、不明です。
裏面です。
Gnr001_2
ずいぶんと券番が進んでいますが、印刷様式を変更しても
券番は連続していると思います。


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